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チベットの若者 世界平和に向けてペダルを踏む

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2002年2月6日
パトナ(タイムズ・オブ・インディア)

サルナートにある高等チベット学中央学院の5年生の学生が、向こう1年間学業を休んで、世界の平和と調和、チベットの自由へのメッセージを広げるために、国の様々な場所を自転車で周る。

ジグメ,デチェン・ドルジェ,テンジン・ニェション,カルマ・ジグメ,サムテンは、世界平和とチベット人の自由のために、また尚も中国の占領下にあるチベットの厳しい状況を人々に伝えるために、驚くべきこの任務に着手することを決めた。

黄色のシャツを身に着け、学生たちは今年2月1日、カーラチャクラが終わってすぐブッダガヤから任務を続行する。「実際、ダライ・ラマ法王の祝福を頂くためにこれを始めることにした。しかし、法王がご病気になり、カーラチャクラが中断されたので計画は組みなおされた」とデチェン・ドルジェは語った。

5人の学生全員は、最終地点のチベット亡命政権のあるダラムサラに着く為に、1日におよそ65キロから80キロで自転車で進む。彼らは、10ヶ月で13,680キロメートルを走ることになる。他の二人の学生、プリーム・バドュール・モヤとラジェス・クマールは食糧を積んだミニバスで彼等の後を追う。また夜間、ミニバスは仮の宿泊所となる。このインド国内を回る自転車ラリーは、「ドゥン・キュ(前進)」と命名され、ウッタル・プラデーシュ,マディア・プラデーシュ,西ベンガル,オリッサ,チャティシガル,アーンドラ・プラデーシュ,マハーラシュトラ,ゴア,ジャム・カシミールを周って、そして最終地点のヒマーチャル・プラデーシュに向かう。

タイムズ・ニューズ・ネットワークによると、学生たちは、この自転車ラリーの目的は麻薬の弊害、環境汚染の悪影響を人々に知らせることであり、またチベットに対するインドの責任にも焦点をあてていく。学生たちは、インドの防衛とシステム化されたチベット人排斥における中国の脅威について、人々に理解を求めていくつもりだ。